copy - ファイルのコピー

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copy コマンドは、ファイルをコピーするための基本コマンドです。

単一ファイルの複製、ワイルドカードを使ったまとめコピー、テキストファイルの結合など、軽量な処理に向いています。

一方で、フォルダ全体のコピーは copy ではできません。 フォルダやサブフォルダをまとめて扱いたい場合は、xcopy や robocopy を使います。

copy コマンドの基本

よく使う形は次の通りです。

copy [オプション] <コピー元> <コピー先>

より正確には、複数の入力ファイルを + で連結したり、/A や /B を入力側と出力側で指定したりできます。

copy [/d] [/v] [/n] [/y | /-y] [/z] [/a | /b] <source> [/a | /b] [+ <source2> [/a | /b] ...] [<destination> [/a | /b]]

主なオプション

オプション説明
/d暗号化されたファイルを復号してコピーする
/vコピー後に検証する
/n可能なら 8.3 形式の短い名前を使用する
/y既存ファイルの上書き確認を省略する
/-y既存ファイルの上書き確認を必ず表示する
/zネットワーク経由で再開可能モードのコピーを行う
/aテキストファイルとして扱う
/bバイナリファイルとして扱う
/A と /B は少し特殊

/A と /B は「属性」の意味ではありません。主にテキスト連結時の扱いに関わるオプションで、通常の単純なファイルコピーでは意識しなくてもよい場面が多いです。

基本的なファイルコピー

report.txt を D:\Backup にコピーする例です。

- □ ×
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コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2026 Ribbit App Development All rights reserved.
 
C:\users\user>copy report.txt D:\Backup\report.txt
1 個のファイルをコピーしました。
C:\users\user>

コピー先をフォルダだけで指定した場合は、同じファイル名のままコピーされます。

- □ ×
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コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
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C:\users\user>copy report.txt D:\Backup\
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空白を含むパスは引用符で囲む

copy "C:\My Files\report.txt" "D:\Daily Backup\report.txt" のように、空白を含むパスはダブルクォートで囲んでください。

上書き確認を制御する

同名ファイルが既に存在する場合、確認を求められることがあります。

確認なしで上書きしたい場合は /y を使います。

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C:\users\user>copy /y report.txt D:\Backup\report.txt
1 個のファイルをコピーしました。
C:\users\user>

逆に、常に確認したい場合は /-y を指定します。

- □ ×
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C:\users\user>copy /-y report.txt D:\Backup\report.txt
D:\Backup\report.txt を上書きしますか? (Yes/No/All):
バッチファイルでは /y を付けることが多い

自動処理で確認待ちになると処理が止まります。バッチファイルで意図的に上書きしたい場合は /y を付けておくと安全です。

ワイルドカードで複数ファイルをコピーする

拡張子や名前の一部でまとめてコピーすることもできます。

- □ ×
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C:\users\user>copy *.log D:\Archive\
12 個のファイルをコピーしました。
C:\users\user>

テキストファイルを結合する

copy は、複数のテキストファイルを 1 つに結合するときにも使えます。

copy /a part1.txt + part2.txt merged.txt

この例では、part1.txt と part2.txt を順番に連結し、merged.txt として保存します。

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C:\users\user>copy /a intro.txt + body.txt + footer.txt article.txt
article.txt
1 個のファイルをコピーしました。
C:\users\user>

バイナリファイルを結合するときは /b

画像、実行ファイル、圧縮ファイルなどを扱う場合は /b を使ってバイナリとして扱います。

copy /b part1.bin + part2.bin merged.bin

copy でできないこと

copy はファイル向けのコマンドです。フォルダごとコピーしたい場合には向きません。

フォルダをコピーしたい場合

フォルダやサブフォルダをまとめてコピーしたい場合は、xcopy または robocopy を使ってください。

実用例

バッチファイルでファイルを複製する

@echo off
setlocal

set "SRC=%USERPROFILE%\Documents\report.txt"
set "DST=%USERPROFILE%\Documents\backup\report.txt"

copy /y "%SRC%" "%DST%"

endlocal
exit /b

ネットワーク共有へコピーする

copy /z report.txt \\Server\Share\report.txt

/z を付けると、ネットワーク経由のコピーで再開可能モードを使えます。

まとめ

  • copy はファイルをコピーするための基本コマンド
  • 上書き確認を省略したいときは /y
  • ワイルドカードで複数ファイルも扱える
  • テキストファイルやバイナリファイルの結合にも使える
  • フォルダ全体のコピーは copy ではなく xcopy や robocopy を使う

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