現在のフォルダの表示
コマンドプロンプトやバッチファイルで「今どのフォルダで作業しているのか」を確認するには、cd コマンドを使います。
この記事では、カレントディレクトリ(現在の作業フォルダ)を表示する方法と、バッチファイルでよく使う %cd%・%~dp0 の違い、別ドライブへの移動方法を紹介します。
結論
| 目的 | コマンド |
|---|---|
| カレントディレクトリを表示する | cd |
| カレントディレクトリを変数として使う | %cd% |
| バッチファイル自身の置き場所を取得する | %~dp0 |
| 別のドライブのフォルダへ移動する | cd /d D:\work |
| PowerShell でカレントディレクトリを表示する | Get-Location(pwd) |
カレントディレクトリを表示する
cd コマンドを引数なしで実行すると、カレントディレクトリのフルパスが表示されます。
コマンドプロンプトから実行
バッチファイルから実行
@echo off
setlocal
cd
endlocal
exit
文字列の中に埋め込みたい場合は、%cd% を使います。
@echo off
echo 現在のフォルダ: %cd%
カレントディレクトリを移動する
cd に引数としてパスを指定すると、カレントディレクトリを移動できます。例えば、一時フォルダ(環境変数 %TEMP%)に移動するには次のようにします。

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パスに空白が含まれる場合は、ダブルクォーテーションで囲みます。
cd "C:\Program Files"
別のドライブに移動する場合は /d を付ける
cd だけでは、現在のドライブとは別のドライブには移動できません。/d オプションを付けると、ドライブも含めて移動できます。
相対パスでファイルやフォルダを操作する
カレントディレクトリを基準にした相対パスを使うと、フォルダ構成が変わっても動くコマンドを書けます。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
. | カレントディレクトリ |
.. | 1 つ上のフォルダ |
例として、カレントディレクトリにある sample.txt を、1 つ上のフォルダにある backup フォルダへ移動します。
@echo off
setlocal
set "FILE=sample.txt"
set "DEST=..\backup\"
move "%FILE%" "%DEST%"
endlocal
exit
バッチファイルでは %~dp0 との違いに注意
バッチファイルを実行したときのカレントディレクトリは、バッチファイルの置き場所とは限りません。
- コマンドプロンプトから実行した場合: そのときのカレントディレクトリ
- ダブルクリックで実行した場合: バッチファイルのあるフォルダ
- 「管理者として実行」した場合: 多くの場合
C:\Windows\System32
バッチファイルと同じフォルダのファイルを確実に扱いたい場合は、バッチファイル自身のフォルダを表す %~dp0 を使うか、先頭で cd /d "%~dp0" を実行します。
@echo off
cd /d "%~dp0"
echo このバッチファイルのあるフォルダ: %cd%
PowerShell の場合
PowerShell では Get-Location コマンドレット(エイリアス pwd)でカレントディレクトリを表示します。cd は Set-Location のエイリアスで、フォルダの移動に使います。パスの表示には使えません。
Get-Location
まとめ
- カレントディレクトリの表示は
cd、変数として使う場合は%cd% - 別ドライブへの移動には
cd /dを使う - バッチファイル自身の場所は
%~dp0で取得する