SYSTEMINFO(システム情報)
PC のスペックや OS のバージョン、インストール済みの修正プログラムなど、システムに関する情報を確認したいことがあります。
SYSTEMINFO コマンドを使用すると、Windows PC のシステム情報を一覧で確認できます。OS のバージョン・ビルド番号、搭載メモリ、最終起動時刻、インストール済みの更新プログラム(KB)などをまとめて取得でき、バッチファイルから保存して記録することも可能です。
SYSTEMINFO は WMI などから情報を収集するため、結果が表示されるまで数秒〜数十秒かかることがあります。バッチファイル内で繰り返し呼び出す使い方は避け、1 回の出力を変数やファイルに保存して使い回してください。
基本的な使い方
systeminfo
主要な表示項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ホスト名 | コンピューター名 |
| OS 名 | OS の名称 |
| OS バージョン | ビルド番号を含む OS バージョン |
| システム製造元 | PC の製造元 |
| プロセッサ | CPU の情報 |
| 物理メモリの合計 | 搭載メモリの合計容量 |
| ネットワーク カード | ネットワークアダプターの情報 |
| Hyper-V の要件 | 仮想化対応状況 |
| 修正プログラム | インストール済みの Windows Update |
| 最初のインストール日付 | OS のインストール日時 |
| システム起動時間 | 最後に PC を起動した日時 |
特定の情報だけを抽出する
SYSTEMINFO の出力は量が多いため、findstr と組み合わせて必要な情報だけを抽出すると便利です。
項目名(「OS 名」「システム起動時間」など)は Windows の表示言語によって変わります。英語環境では OS Name や System Boot Time になるため、以下の findstr の検索語は日本語環境向けです。他の言語でも動かす必要がある場合は、後述の PowerShell による取得を検討してください。
OS の情報を確認
findstr の /B オプションで行頭一致にすると、BIOS バージョン のように途中に “OS” を含む行が混ざるのを防げます。
systeminfo | findstr /B /C:"OS"

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メモリ情報を確認
systeminfo | findstr /C:"メモリ"
起動時間を確認
systeminfo | findstr /C:"起動時間"
PC が最後にいつ起動されたかを確認したい場合、systeminfo | findstr /C:"起動時間"
で素早く確認できます。サーバーの稼働時間を確認する際にも便利です。なお、高速スタートアップが有効な PC では、シャットダウンしても完全には電源が切れないため、起動時間が実際の電源投入時刻と一致しないことがあります。
主なオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
/FO 形式 | 出力形式を指定する(TABLE / LIST / CSV) |
/NH | ヘッダーを表示しない(TABLE / CSV のみ) |
/S コンピューター名 | リモートコンピューターの情報を取得する |
/U ユーザー名 /P パスワード | リモート接続に使用するアカウントを指定する(/S と併用) |
出力形式を指定する
/FO オプションで出力形式を変更できます。
systeminfo /fo csv > system_info.csv
| 形式 | オプション | 説明 |
|---|---|---|
| テーブル | /FO TABLE | 表形式(既定値) |
| リスト | /FO LIST | リスト形式 |
| CSV | /FO CSV | CSV 形式 |
実践例
システム情報をファイルに保存
@echo off
setlocal
set OUTPUT=C:\Logs\sysinfo_%COMPUTERNAME%.txt
echo システム情報を取得しています...
systeminfo > "%OUTPUT%"
echo 保存先: %OUTPUT%
endlocal
修正プログラムの一覧を確認
systeminfo | findstr /R /C:"KB[0-9]"
インストール済みの Windows Update(修正プログラム)の KB 番号を確認できます。単に "KB" で検索すると、メモリ容量の単位などに含まれる “KB” も一致する場合があるため、KB の後ろに数字が続く行だけを正規表現で絞り込んでいます。
リモートコンピューターの情報を取得
systeminfo /s SERVER01
リモートの PC に対して実行するには、対象 PC への管理者権限と、リモート管理を許可するファイアウォール設定などが必要です。
関連コマンド
システム情報を確認できる他のコマンドも紹介します。
| コマンド | 確認できる情報 |
|---|---|
hostname | コンピューター名 |
whoami | 現在のユーザー名 |
ver | Windows のバージョン |
ipconfig | ネットワーク設定 |
PowerShell で取得する
PowerShell の Get-ComputerInfo を使うと、プロパティ名(OS の言語に依存しない英語名)で必要な値だけを取り出せます。
powershell -NoProfile -Command "Get-ComputerInfo -Property OsName,OsVersion,OsLastBootUpTime"
バッチファイルで言語に依存せず起動時刻を取得したい場合などに有効です。
まとめ
SYSTEMINFO コマンドは、PC のハードウェア情報、OS 情報、ネットワーク設定などを一括で確認できる便利なコマンドです。findstr と組み合わせることで、必要な情報だけを効率的に抽出できます。