whoami - 現在のユーザーを確認する

にメンテナンス済み

whoamiコマンドは、いま操作しているユーザーの情報を表示するコマンドです。ユーザー名のほか、所属グループ、付与されている特権、SID(セキュリティ識別子)も確認できます。

「このコマンドプロンプトは管理者として実行されているのか」「どのユーザーで動いているのか」を確かめたいときに便利です。

whoamiコマンドの基本構文

whoami [/upn | /fqdn | /logonid]
whoami [/user] [/groups] [/priv] [/fo <形式>] [/nh]
whoami /all [/fo <形式>] [/nh]

引数なしで実行すると、ドメイン名\ユーザー名の形式で現在のユーザーを表示します。

現在のユーザー名を確認する

whoami
- □ ×
コマンド プロンプトのアイコン
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2026 Ribbit App Development All rights reserved.
 
C:\users\user>whoami
desktop-abc123\taro
C:\users\user>

\の左側はコンピューター名(ドメインアカウントでサインインしている場合はドメイン名)、右側がユーザー名です。

オプション早見表

オプション表示される内容
なしドメイン名\ユーザー名
/userユーザー名と SID
/groups所属しているグループと SID
/priv付与されている特権と、その状態(有効/無効)
/all上記すべて(ユーザー・グループ・特権)
/upnuser@example.com 形式のユーザー名(ドメイン環境)
/fqdnユーザーの識別名(CN=...,DC=... 形式。ドメイン環境)
/logonidログオン セッション ID
/fo出力形式を TABLE・LIST・CSV から指定
/nh列見出しを表示しない(TABLE・CSV のとき)
/upn と /fqdn はドメインアカウント向け

/upnと/fqdnは、Active Directory などのドメインアカウントでサインインしているときに使うオプションです。ローカルアカウントや Microsoft アカウントでは「ドメイン ユーザーではない」という趣旨のエラーになります。

ユーザーの SID を確認する

/userを付けると、ユーザー名と SID を表示します。

whoami /user
- □ ×
コマンド プロンプトのアイコン
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2026 Ribbit App Development All rights reserved.
 
C:\users\user>whoami /user
ユーザー情報
----------------
ユーザー名 SID
==================== =============================================
desktop-abc123\taro S-1-5-21-1111111111-2222222222-3333333333-1001
C:\users\user>
おすすめ書籍※ 広告を含む場合があります
中小企業経営者のためのRPA入門 RPA導入を成功させる方法

中小企業経営者のためのRPA入門 RPA導入を成功させる方法

60分でわかる! AIエージェント 超入門

60分でわかる! AIエージェント 超入門

コマンドラインの黒い画面が怖いんです。

コマンドラインの黒い画面が怖いんです。

知識・才能ゼロでもらく~に月10万円稼ぐ! よくわかるAI副業超入門

知識・才能ゼロでもらく~に月10万円稼ぐ! よくわかるAI副業超入門

SID はユーザーごとに割り当てられる一意の ID で、レジストリやファイルのアクセス許可を調べるときに登場します。

所属グループを確認する

whoami /groups

Administratorsなどの所属グループが一覧で表示されます。見出しや属性の説明は Windows の表示言語によって変わります(グループ名は英語のまま表示されることが多いです)。

付与されている特権を確認する

whoami /priv

特権の名前(SeShutdownPrivilegeなど)、説明、状態が表示されます。状態が「無効」でも、その特権が付与されていないわけではありません。必要なときにプログラムが有効化できる状態を意味します。

管理者として実行すると一覧が増える

通常のコマンドプロンプトと管理者として実行したコマンドプロンプトでwhoami /privを実行して比べると、管理者のほうが表示される特権の数が多くなります。違いを確かめたいときに試してみてください。

出力形式を変えて加工する

/foで形式を指定すると、結果を他のコマンドで扱いやすくなります。

グループの一覧をCSV形式で表示(見出しなし)
whoami /groups /fo csv /nh
縦に項目を並べる
whoami /user /fo list

管理者として実行しているか確認する

管理者として実行されているコマンドプロンプトでは、whoami /groupsの結果にMandatory Label\High Mandatory Level(整合性レベルが「高」)のグループが含まれます。このグループの SID S-1-16-12288 を探すと、表示言語に依存せず判定できます。

whoami /groups | find "S-1-16-12288"

一致する行があれば管理者として実行中、何も表示されなければ通常の権限で実行中です。

- □ ×
コマンド プロンプトのアイコン
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2026 Ribbit App Development All rights reserved.
 
C:\users\user>whoami /groups | find "S-1-16-12288"
Mandatory Label\High Mandatory Level ラベル S-1-16-12288 …
C:\users\user>

バッチファイルで判定する

findは一致する行があると終了コード 0、なければ 1 を返すため、if errorlevel 1で分岐できます。

admin-check.cmd
@echo off

whoami /groups | find "S-1-16-12288" >nul
if errorlevel 1 (
  echo 管理者として実行してください。
  pause
  exit /b 1
)

echo 管理者として実行されています。

管理者権限への自動昇格については、関連記事を参照してください。

ユーザー名をバッチファイルで使う

whoamiの出力を変数に格納するには、for /fを使います。

current-user.cmd
@echo off

for /f "delims=" %%u in ('whoami') do set CURRENT_USER=%%u
echo 実行ユーザー: %CURRENT_USER%

ユーザー名だけでよければ、環境変数%USERNAME%でも取得できます。

取得方法結果の例特徴
whoamidesktop-abc123\taroドメイン名(またはコンピューター名)付き
%USERNAME%taroユーザー名のみ。環境変数なので書き換えも可能
%USERNAME% は書き換えられる

%USERNAME%は環境変数なので、set USERNAME=別の名前で書き換えられてしまいます。実際に実行しているユーザーを正確に知りたいときは、whoamiを使いましょう。

runasで別ユーザーとして実行したとき

runasで別のユーザーとしてコマンドプロンプトを起動した場合、そのウィンドウでwhoamiを実行すると、runasで指定したユーザーが表示されます。複数のユーザーを使い分けていて、いま開いているウィンドウがどのユーザーのものか迷ったときに確認できます。ただし/netonlyを付けた場合はネットワーク接続時の資格情報だけが変わり、ローカルのユーザーは変わらないため、whoamiは元のユーザーを表示します。

まとめ

やりたいことコマンド
現在のユーザー名を確認するwhoami
SID を確認するwhoami /user
所属グループを確認するwhoami /groups
特権を確認するwhoami /priv
すべての情報を表示するwhoami /all
管理者として実行中か判定するwhoami /groups | find "S-1-16-12288"
ユーザー名を変数に格納するfor /f "delims=" %%u in ('whoami') do ...

関連記事

練習問題

練習問題

現在のユーザーが所属しているグループの一覧を表示するコマンドはどれでしょうか?

回答がサーバーに送信されることはありません
練習問題

%USERNAME% と whoami の違いとして正しいものはどれでしょうか?

回答がサーバーに送信されることはありません
#コマンドプロンプト #バッチファイル #コマンドライン #コマンド #ユーザー #管理者権限