ping - ネットワーク疎通確認

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pingコマンドは、ICMP Echo Request を送信して、相手から Echo Reply が返るかを確認するための基本的なネットワーク診断コマンドです。

「接続できるか」「応答にどれくらい時間がかかるか」「ホスト名の名前解決に問題がないか」を切り分ける最初の一手としてよく使います。

pingコマンドの基本構文

ping <送信先のIPアドレスまたはホスト名>
ping [/t] [/a] [/n <回数>] [/l <サイズ>] [/f] [/I <TTL>] [/v <TOS>] [/r <回数>] [/s <回数>] [{/j <ホストリスト> | /k <ホストリスト>}] [/w <タイムアウト>] [/R] [/S <送信元アドレス>] [/4] [/6] <送信先>

基本的な使い方

ping www.google.com
×
コマンド プロンプトのアイコン
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
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C:\users\user>ping www.google.com
www.google.com [142.250.206.228] に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
142.250.206.228 からの応答: バイト数 =32 時間 =16ms TTL=119
142.250.206.228 からの応答: バイト数 =32 時間 =15ms TTL=119
142.250.206.228 からの応答: バイト数 =32 時間 =16ms TTL=119
142.250.206.228 からの応答: バイト数 =32 時間 =15ms TTL=119
142.250.206.228 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)
C:\users\user>

この結果から、名前解決が成功し、相手から ICMP 応答も返ってきていることが分かります。

よく使うオプション

オプション説明
/n <回数>送信回数を指定する。既定値は 4 回
/t中断するまで送り続ける
/w <ミリ秒>応答待ち時間を指定する
/aIP アドレスからホスト名への逆引きを試す
/4IPv4 を使用する
/6IPv6 を使用する

10 回だけ送信する

ping /n 10 example.com

中断するまで送り続ける

ping /t 192.168.1.1

継続監視を止めるときは Ctrl + C を押します。

タイムアウトを短くする

ping /w 1000 192.168.1.1

1 秒以内に応答がなければタイムアウトとして扱います。

pingの結果をどう読むか

応答が返ってくる場合

  • 相手に到達できている
  • 相手または途中経路が ICMP を遮断していない
  • 応答時間の目安を確認できる

Request timed out. と表示される場合

タイムアウトは「相手が必ず停止している」ことを意味しません。

次のような原因でも発生します。

  • 相手や途中のファイアウォールが ICMP を遮断している
  • 経路上でパケットが落ちている
  • 相手が負荷過多で応答できない
  • 指定したタイムアウト値が短すぎる

ホスト名で失敗し、IP アドレスで成功する場合

この場合は、ネットワーク自体ではなく DNS や名前解決の問題である可能性が高いです。

ping は完全な正常性チェックではない

ping に成功しても、Web サービスやデータベース接続まで正常とは限りません。 あくまで「ICMP レベルで到達できるか」を確認するコマンドです。

実務でよくある使い方

デフォルトゲートウェイに到達できるか確認する

ping 192.168.1.1

ローカルネットワーク側に問題がないかを切り分けるときの基本です。

ホスト名の名前解決を確認する

ping /a 8.8.8.8
ping example.com

前者は逆引き、後者は正引きの確認に使えます。

切り分けの順番

まずゲートウェイ、自分の社内サーバー、外部 IP、外部ホスト名の順に確認すると、問題箇所を切り分けやすくなります。

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