more - 一度に表示するテキストを制御する
にメンテナンス済み
dir
コマンドやtree
コマンドなどを使用した際、対象となるディレクトリのファイルやフォルダが非常に多い場合、
一度に表示されるテキストが多くなり、画面から見切れてしまうことがあります。
例えば、tree
コマンドを大きな階層を含むディレクトリに対して実行した場合、画面から見切れてしまい、全体を確認することが難しくなります。
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コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2024 Ribbit App Development All rights reserved.
C:\users\user>tree
C:.
├───Documents
│ ├───Projects
│ │ ├───ProjectA
│ │ │ ├───Drafts
│ │ │ │ └───draft1.txt
│ │ │ ├───Final
│ │ │ │ ├───final_report.docx
│ │ │ │ └───presentation.pptx
│ │ │ └───Resources
│ │ │ ├───data.xlsx
│ │ │ ├───image1.png
│ │ │ └───image2.png
│ │ ├───ProjectB
│ │ │ ├───docs
│ │ │ │ ├───specifications.docx
│ │ │ │ └───requirements.docx
│ │ │ ├───src
│ │ │ │ ├───main.py
│ │ │ │ └───utils.py
│ │ │ └───tests
│ │ │ ├───test_main.py
│ │ │ └───test_utils.py
│ │ └───ProjectC
│ │ ├───assets
│ │ │ ├───asset1.jpg
│ │ │ └───asset2.jpg
│ │ ├───build
│ │ │ ├───build.log
│ │ │ └───output.exe
│ │ └───src
│ │ ├───module1.cpp
│ │ └───module2.cpp
│ ├───Reports
│ │ ├───2021
│ │ │ ├───Q1
│ │ │ │ └───report.docx
│ │ │ ├───Q2
│ │ │ │ └───report.docx
│ │ │ ├───Q3
│ │ │ │ └───report.docx
│ │ │ └───Q4
│ │ │ └───report.docx
│ │ └───2022
│ │ ├───Q1
│ │ │ └───report.docx
│ │ ├───Q2
│ │ │ └───report.docx
│ │ ├───Q3
│ │ │ └───report.docx
│ │ └───Q4
│ │ └───report.docx
│ └───Personal
│ ├───Photos
│ │ ├───Vacation
│ │ │ ├───photo1.jpg
│ │ │ └───photo2.jpg
│ │ ├───Family
│ │ │ ├───photo1.jpg
│ │ │ └───photo2.jpg
│ │ └───Events
│ │ ├───photo1.jpg
│ │ └───photo2.jpg
│ └───Videos
│ ├───Birthday
│ │ ├───video1.mp4
│ │ └───video2.mp4
│ ├───Holidays
│ │ ├───video1.mp4
│ │ └───video2.mp4
│ └───Random
│ ├───video1.mp4
│ └───video2.mp4
├───Downloads
│ ├───Software
│ │ ├───installer1.exe
│ │ └───installer2.exe
│ ├───Documents
│ │ ├───doc1.pdf
│ │ └───doc2.pdf
│ └───Media
│ ├───song1.mp3
│ └───song2.mp3
└───Music
├───Albums
│ ├───Album1
│ │ ├───track1.mp3
│ │ └───track2.mp3
│ ├───Album2
│ │ ├───track1.mp3
│ │ └───track2.mp3
│ └───Album3
│ ├───track1.mp3
│ └───track2.mp3
└───Playlists
├───Playlist1
│ ├───song1.mp3
│ └───song2.mp3
├───Playlist2
│ ├───song1.mp3
│ └───song2.mp3
└───Playlist3
├───song1.mp3
└───song2.mp3
そのような場合に、more
コマンドを使用すると、1 ページずつ表示することができます。
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コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2024 Ribbit App Development All rights reserved.
C:\users\user>tree | more +10
C:.
├───Documents
│ ├───Projects
│ │ ├───ProjectA
│ │ │ ├───Drafts
│ │ │ │ └───draft1.txt
│ │ │ ├───Final
│ │ │ │ ├───final_report.docx
-- More --
この記事では、more
コマンドの基本的な使い方からオプションの設定方法までを解説します。
more
コマンドとは
more
コマンドは、テキストファイルの内容を 1 ページずつ表示するためのコマンドです。
表示するテキストが多く、1 画面に収まりきらない場合に特に有用です。スクロールしながら内容を確認することができるため、大量のテキストデータを扱う際に便利です。
more
コマンドの基本的な使い方
基本構文
more [ファイル名]
例
例えば、example.txt
というファイルの内容を表示したい場合、以下のようにコマンドを入力します。
more example.txt
このコマンドを実行すると、ファイルの内容が 1 ページずつ表示されます。次のページに進むにはスペースキーを押します。
また、エンターキーを押すと 1 行ずつ表示が進みます。
more
コマンドのオプション
+
オプション
ファイルの特定の行から表示を開始します。
例
more +20 example.txt
この場合、20 行目から表示が開始されます。
パイプとの併用
dir
コマンドやtype
コマンドと組み合わせて使用することもできます。
例
dir | more
この場合、ディレクトリの内容が 1 ページずつ表示されます。
4. more
コマンドの応用例
ログファイルの確認
大きなログファイルの内容を確認する際に、more
コマンドを使うと便利です。
more server.log
長いテキストファイルの閲覧
例えば、小説のテキストファイルなども、more
コマンドを使って読むことができます。
more novel.txt
練習問題
#コマンドプロンプト
#バッチファイル
#引数
#コマンドライン
#コマンド