cls - 画面をクリアする
clsコマンドとは
clsコマンドは、「Clear Screen」の略で、コマンドプロンプトの画面をクリアするためのコマンドです。
このコマンドを使用すると、現在表示されているすべてのテキストが消去され、プロンプトが画面の左上に移動します。
画面をクリアすることで、過去のコマンドや出力を消去し、新しい作業を始める際に画面を整理することができます。
また、バッチファイルやスクリプトの中でclsコマンドを使用することで、スクリプトの実行中に画面をクリアすることも可能です。
clsコマンドの基本的な使い方
cls
このコマンドには引数やオプションがなく、単純に入力するだけで機能します。
clsコマンドの具体例
例として、何等かの処理を行った後に画面をクリアする場合を考えてみましょう。
Hello World!
上記の例では、echoコマンドを使用してHello World!というメッセージを表示しています。
続いて、直前のコマンドを消去するためにclsコマンドを使用します。
Hello World!
この操作により、画面がクリアされ、プロンプトが再度表示されます。 初期表示時にあったマイクロソフトのコピーライト情報も消去され、画面が整理されます。
バッチファイルでの使用
バッチファイルの中でclsコマンドを使用することができます。これにより、スクリプトの実行中に画面をクリアすることができます。
例:
@echo off
setlocal
echo 処理を実行中です...
cls
echo 画面がクリアされました。
pause
endlocal
このスクリプトは、最初にメッセージを表示し、clsコマンドで画面をクリアし、次に新しいメッセージを表示します。
バッチファイルを実行すると、pauseコマンドで停止した時点では、最初の「処理を実行中です…」というメッセージは表示されません。
Linux 環境では、clearコマンドを使用して画面をクリアすることができます。
また、画面をクリアするショートカットキーも用意されており、Ctrl + Lを押すことで画面をクリアすることができます。
まとめ
コマンドプロンプトのclsコマンドは、非常に単純でありながらも非常に便利なツールです。
画面をクリアすることで、作業を整理しやすくなり、視覚的な混乱を避けることができます。