type - テキストファイルを表示

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テキストファイルの内容を素早く確認することは、コマンドプロンプトやバッチファイルで作業を行う際に非常に役立ちます。

この記事では、typeコマンドを使ってテキストファイルの内容を表示する方法を紹介します。

type コマンドの基本

typeコマンドは、テキストファイルの内容を画面に表示するためのコマンドです。

ファイルを開くことなく、コマンドプロンプト上で直接内容を確認できます。

コマンドプロンプトでの基本的な使い方

×
コマンド プロンプトのアイコン
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2025 Ribbit App Development All rights reserved.
 
C:\users\user>type sample.txt
これはサンプルテキストファイルです。
typeコマンドで内容を表示しています。
C:\users\user>

このコマンドを実行すると、sample.txtファイルの内容が画面に表示されます。

バッチファイルでの基本的な使い方

@echo off
setlocal

type sample.txt

endlocal
exit

このバッチファイルを実行すると、sample.txtファイルの内容が画面に表示されます。

type コマンドの構文

typeコマンドの基本的な構文は以下の通りです。

type [ドライブ:][パス]ファイル名

パラメータの説明

パラメータ説明
[ドライブ:][パス]ファイル名表示したいファイルの場所と名前を指定します
/?コマンドプロンプトでヘルプを表示します
チェック

ファイル名にスペースが含まれる場合は、ダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。

type コマンドの使用例

単一ファイルの表示

最も基本的な使い方として、単一のテキストファイルを表示します。

×
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コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2025 Ribbit App Development All rights reserved.
 
C:\users\user>type readme.txt
プロジェクト名: サンプルアプリケーション
バージョン: 1.0.0
作成日: 2025年10月3日
C:\users\user>

複数ファイルの連続表示

スペースで区切って複数のファイル名を指定することで、複数のファイルを連続して表示できます。

×
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コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2025 Ribbit App Development All rights reserved.
 
C:\users\user>type file1.txt file2.txt
ファイル1の内容
ファイル2の内容
C:\users\user>

ファイル名にスペースが含まれる場合

ファイル名にスペースが含まれる場合は、ダブルクォーテーションで囲みます。

×
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コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2025 Ribbit App Development All rights reserved.
 
C:\users\user>type "My Document.txt"
スペースを含むファイル名の内容
C:\users\user>

パイプと組み合わせた使い方

長いファイルの場合、moreコマンドと組み合わせて 1 ページずつ表示することができます。

×
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コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2025 Ribbit App Development All rights reserved.
 
C:\users\user>type long_file.txt | more

このコマンドを実行すると、ファイルの内容が 1 ページずつ表示され、スペースキーまたは Enter キーを押すことで次のページに進むことができます。

ファイルの内容を検索

findコマンドと組み合わせることで、ファイル内の特定の文字列を含む行だけを表示できます。

×
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コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2025 Ribbit App Development All rights reserved.
 
C:\users\user>type config.txt | find "port"
port=8080
C:\users\user>

バッチファイルでの実践的な使用例

ログファイルの内容をチェック

@echo off
setlocal

echo ========================================
echo ログファイルの内容を表示します
echo ========================================
echo.

type error.log

endlocal
exit

複数の設定ファイルを一括表示

@echo off
setlocal

echo ========================================
echo 設定ファイルの内容
echo ========================================
echo.

echo [データベース設定]
type db_config.txt
echo.

echo [サーバー設定]
type server_config.txt
echo.

echo [アプリケーション設定]
type app_config.txt

endlocal
exit

ファイルの内容を別のファイルにコピー

@echo off
setlocal

type source.txt > destination.txt
echo ファイルをコピーしました

endlocal
exit

注意事項

チェック

typeコマンドでバイナリファイルやプログラムによって作成されたファイルを表示すると、画面に奇妙な文字が表示される場合があります。 これは、バイナリファイルに含まれる制御コードが原因です。 一般的に、typeコマンドはテキストファイルの表示にのみ使用することをお勧めします。

PowerShell での使用

PowerShell では、typeGet-Contentコマンドレットのエイリアスとして機能します。

構文は異なりますが、同様にファイルの内容を表示できます。

type sample.txt
# または
Get-Content sample.txt

まとめ

typeコマンドは、テキストファイルの内容を素早く確認するための便利なツールです。

主な特徴:

  • シンプルで使いやすい構文
  • 複数ファイルの同時表示が可能
  • パイプを使った他のコマンドとの組み合わせが可能
  • バッチファイルでの自動化に適している

ファイルを開くことなく内容を確認できるため、作業効率が大幅に向上します。

特にログファイルの確認や設定ファイルのチェックなど、日常的なタスクで活用することができます。

#PowerShell #コマンドプロンプト #バッチファイル