現在のフォルダの表示
にメンテナンス済み
コマンドプロンプトやバッチファイルを使用する際、カレントディレクトリ(現在の作業ディレクトリ)を表示することがよくあります。
カレントディレクトリを把握することで、ファイルやフォルダの操作が容易になり、効率的に作業を進めることができます。
この記事では、カレントディレクトリを表示するコマンドと、その応用について紹介します。
カレントディレクトリを表示するコマンド
カレントディレクトリを表示するには、cd
コマンドを使用します。
コマンドプロンプトから実行
- □ ×
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2024 Ribbit App Development All rights reserved.
C:\users\user>cd
バッチファイルから実行
@echo off
setlocal
cd
endlocal
exit
カレントディレクトリの応用: 一時ディレクトリへの移動
cd
コマンドは、引数を指定しなかった場合は、現在の作業ディレクトリが表示されますが、引数を指定することで、カレントディレクトリを移動することができます。
カレントディレクトリを活用して、一時ディレクトリに移動する方法を紹介します。
コマンドプロンプトから実行
- □ ×
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2024 Ribbit App Development All rights reserved.
C:\users\user>cd %TEMP%
バッチファイルから実行
@echo off
setlocal
cd %TEMP%
endlocal
exit
この方法を利用することで、一時ディレクトリに簡単に移動して作業を行うことができます。
カレントディレクトリの応用: 相対パスでファイルやフォルダを操作
カレントディレクトリを利用して、相対パスでファイルやフォルダを操作する方法を紹介します。
例として、カレントディレクトリにある sample.txt ファイルを、上位ディレクトリの backup フォルダに移動する方法を紹介します。
コマンドプロンプトから実行
- □ ×
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2024 Ribbit App Development All rights reserved.
C:\users\user>move sample.txt ..\backup\
バッチファイルから実行
@echo off
setlocal
set FILE=sample.txt
set DEST=..\backup\
move %FILE% %DEST%
endlocal
exit
カレントディレクトリを利用することで、相対パスを用いてファイルやフォルダの操作が可能になります。これにより、より簡潔で柔軟なコマンドやバッチファイルを作成することができます。
まとめ
この記事では、カレントディレクトリを表示するコマンドと、その応用について紹介しました。
#PowerShell
#コマンドプロンプト
#バッチファイル