ping - ネットワーク疎通確認
ping
コマンドは、コンピュータネットワークの診断によく使用されるコマンドの一つです。
特定のネットワークに接続された他のコンピュータやサーバーが稼働しているかどうかを確認するために使われます。
このページでは、ping
コマンドの使い方と具体例を紹介します。
ping
コマンドとは
ping
コマンドは前述した通り、コンピュータネットワークの診断によく使用されるコマンドの一つです。
Windows のコマンドプロンプトに限らず、ほとんどのオペレーティングシステムに存在するコマンドです。
「ping」は”Packet Internet Groper”の略で、基本的には「返答できますか?」と別のコンピュータに問い合わせるようなものです。
そして、そのコンピュータが稼働していれば「ここにいますよ!」と応答が返ってきます。
また、その応答には、応答までにかかった時間や、応答が返ってきたかどうかなどの情報が含まれています。
つまり、ping
コマンドは、ネットワークの接続状況やパフォーマンスを確認することができるコマンドです。
ping
コマンドの使い方
ping
コマンドの基本的な使い方は以下の通りです。
ping <送信先のIPアドレスまたはホスト名>
より詳細なコマンドは以下の通りですが、基本的には上記のping
コマンドと送信先の IP アドレスまたはホスト名を指定するだけで使用できます。
ping [/t] [/a] [/n <送信回数>] [/l <送信サイズ>] [/f] [/I <TTL>] [/v <TOS>] [/r <回数>] [/s <回数>] [{/j <ホストリスト> | /k <ホストリスト>}] [/w <タイムアウト>] [/R] [/S <Srcaddr>] [/4] [/6] <送信先のIPアドレスまたはホスト名>
例として、Google のサーバーにping
コマンドを実行してみましょう。
上記のコマンドを実行すると、以下のような結果が表示されます。
ここで表示されている142.250.206.228
は、Google のサーバーの IP アドレスです。
インターネットに接続されている各デバイスが持つ、一意の識別番号です。
例えば、「192.168.0.1」のような形で表されます。
この結果から、Google のサーバーが稼働していることが分かります。
ping
コマンドが失敗した場合
ping
コマンドでは、前述したように送信先の IP アドレスまたはホスト名を指定することで、そのコンピュータが稼働しているかどうかを確認することができます。
ping
コマンドが失敗した場合は、送信先の IP アドレスまたはホスト名が間違っているか、送信先のサーバーがダウンしている可能性があります。