フォルダの新規作成
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普段パソコンを使っている際や業務において、特定のフォルダ構造を繰り返し作成するようなことはないでしょうか?
また、連番を伴うフォルダを、1 つずつ手作業で作成しなければならないケースも少なからずあるかと思います。
このページではコマンドプロンプトを使ってフォルダを作成する方法を紹介します。バッチファイルでも同様の手順で実現可能です。
使用するコマンド
フォルダの作成には、mkdir
コマンドを使用します。コマンドの詳細は以下の通りです。
mkdir <フォルダ名>
オプションは存在せず、引数にフォルダ名を指定するだけとなります。
対となるrmdir
と合わせて覚えておくとよいかもしれません。
rmdir については以下のページをご参照ください。
省略されたmd
コマンドもありますが、実行される処理は同じです。
コマンドプロンプトから実行
ユーザーディレクトリの直下に、「disposable」という名前のフォルダを作成するサンプルです。
- □ ×
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2024 Ribbit App Development All rights reserved.
C:\users\user>mkdir disposable
バッチファイルから実行
@echo off
setlocal
set FOLDER=%userprofile%\Documents\
set FILE_NAME=disposable
mkdir %FOLDER%%FILE_NAME%
endlocal
exit
フォルダ構造を作成する
mkdir
コマンドの引数としてスラッシュを含む文字列を渡した場合、作成するフォルダの中に更にフォルダを作成することが可能です。
末尾のフォルダに限らず、中間のフォルダも存在しない場合は新規で作成されます。
コマンドプロンプトから実行
マイドキュメントの直下にdisposable > first > second
となるようにフォルダ構造を作成します。
それぞれ存在しない場合は新規で作成されます。
- □ ×
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2024 Ribbit App Development All rights reserved.
C:\users\user>mkdir disposable\first\second
バッチファイルから実行
@echo off
setlocal
set FOLDER=%userprofile%\Documents\
set TREE=disposable\first\second
mkdir %FOLDER%%TREE%
endlocal
exit
フォルダをまとめて作成する
複数のフォルダを同時に作成する場合、mkdir
と合わせてfor-in
構文を使用することで実現可能です。
コマンドプロンプトから実行
マイドキュメント直下に、「disposable1」「disposable2」…と連番を伴うフォルダを 5 つ作成するサンプルです。
- □ ×
コマンド プロンプト
Microsoft Windows [Version xx.x.xxxxx.xxx]
(c) 2024 Ribbit App Development All rights reserved.
C:\users\user>for %i in (1,2,3,4,5) do mkdir disposable%i
バッチファイルから実行
@echo off
setlocal
set FOLDER=%userprofile%\Documents\
set TREE=disposable\first\second
for %i in (1,2,3,4,5) do (
mkdir disposable%i
echo %i 個目のフォルダを作成しました
)
endlocal
exit
練習問題
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